過去ログ - 提督「踊れ、ないない駆逐隊!」
1- 20
16: ◆2VMIBbqgAw[saga]
2016/03/10(木) 22:33:08.64 ID:XPjlZSbA0











             〜 別の日 夜 居酒屋鳳翔 〜





那智「すまないな天津風。こんな夜更けに呼び出してしまって」

天津風「いえ、あたしは全然別に……。というか、この鎮守府ってこんな所まであるんですね……」

那智「おかしいか?」

天津風「いえ、素敵だと思います」

那智「だろう? 鳳翔さんが半分趣味でやっている居酒屋で、私も大変世話になっている」

天津風「毎晩ここでお酒を飲んでいるんですか?」

那智「ふっ、まさか。私がそんな飲んだくれに見えるか?」

天津風「あ、いえ、そういうわけでは……」

那智「最近、提督の命令でお前たちとは別の駆逐艦共の面倒を見ることになってな……。

   なかなかの個性派揃いなもので苦労している。今夜ばかりは飲ませてもらわないと、やっていけない」

天津風「そうだったんですね……すみません、那智さんだって忙しいでしょうに、私たちの面倒まで見てもらっちゃって」

那智「構わないさ。私はずっと昔から、駆逐艦を尊敬している。その駆逐艦のためとあらば、喜んで力になる」

天津風「尊敬? 重巡の那智さんが、駆逐艦をですか?」

那智「おかしいか?」

天津風「いえ、素敵だと思いま…………んん? いや、だって……」

那智「ふっ、無理もないか。……実は幼い頃、私は駆逐艦に助けてもらったことがあってな。

   私はその恩返しの意味も込めて艦娘をやっているし、駆逐艦を今でも尊敬している」

天津風「そんな過去が……」

那智「…………つまらない話をしてしまったな。 さて、お前は飲まないのか?」

天津風「えっ、いえ、私は飲みません。苦いのが好きではないので」

那智「やはり駆逐艦の口には合わないか。……鳳翔さん、この子に何か酒以外の飲み物を」

天津風「あたし、今お金とかは……」

那智「私のおごりに決まっている。これも私の、駆逐艦に対する敬意だ」

天津風「ありがとうございます……。それであの、お話というのは?」





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
66Res/75.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice