22: ◆2VMIBbqgAw[saga]
2016/03/10(木) 23:17:12.40 ID:XPjlZSbA0
〜 数分後 〜
島風「何してるの天津風ちゃん」
天津風「真顔でそれを聞かないでよ……」
提督「今度は島風か。どうしたんだ?」
島風「知らない。時津風と雪風がここに行けって言うから」
天津風「あの二人……!! っていうか、これって島風をお墓掃除に連れていくのもあたしに押し付けられてる……!?」
島風「そんな監視みたいなことしなくたっていいのに」
天津風「ダメよ。あなたスグにどっか行っちゃうでしょ?」
島風「そんな状態の天津風ちゃんに言われても」
天津風「ぐぬぬっ……。……あ、そうだ。島風がいるならちょうどいいわ。 提督にお願いがあるんだけど」
提督「許可しよう」
天津風「え……? 私、まだ何も言ってないんだけど……」
提督「ここしばらくの天津風の言動を見ていれば、君の言いたいことくらい、私には分かるさ」
天津風「ほんと? じゃあ……」
提督「あぁ。私を『パパ』と呼ぶこと、全面的に許可しよう」
天津風「全然分かってないじゃないの!!」
提督「あれ、違ったのか」
天津風「そんなのじゃなくて! お墓についてよ!!」
提督「墓? あぁ、あの山のことか」
島風「…………」
天津風「そうよ。 あの山にある駆逐艦島風のお墓、彫刻の文字が間違ってるの。だから、お墓の改修をしたいの」
提督「うーん……墓の改修か……うーん……」
天津風( くっ……このままじゃ……。もうひと押しできれば……!! )
提督「うーむ……うーむ……」
天津風「お、お願い……パパ」ニコッ
提督「ん? おお? いやぁー、よく聞き取れなかったなぁ」
天津風「…………ッ!!」
提督「うーん、うーん」
天津風「……あ、天津風のお願い、聞いて欲しいなー。ねぇお願い、パーパ☆」
島風「うげぇ……」
提督「うんうん、やはり天津風は思春期で反抗しがちだが、やっぱりパパのことが大好きな愛娘感が似合うな!!」
天津風「じゃ、じゃあお墓の改修は…………」ニコッ ニコッ
提督「だが許可はできない」
天津風「なんでそうなるのよォーーー!!!」
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