8: ◆2VMIBbqgAw[saga]
2016/03/10(木) 21:02:47.70 ID:XPjlZSbA0
那智「どうすれば怒られなかったか……それはもちろん、全員で真っ直ぐ鎮守府へ帰還することだ。
深海棲艦出現の連絡は、当然提督の耳にも入っているはずだ。それなりの準備はしていただろう」
島風「でも、それじゃあ間に合わずに客船が襲撃を受けていたかもしれないじゃん」
那智「あぁ。だがお前らが向かえば、轟沈するかもしれない」
天津風「それって……提督はあたしたちと客船の乗客を天秤にかけて、こちらの安全を優先しようとしたってこと?」
那智「……そのようには考えていないだろうが、そういうことになるな」
時津風「えー、それって軍人としてどうなの?」
那智「一世代前に比べて轟沈率は激減したとはいえ、やはり心配なのだろう。アレは過保護だからな」
浜風「つまり軍人として当然の判断をした我々は、提督の理不尽な都合によって罰を受けることになったワケですか」
天津風「それなのにあの場で水着に着替えて踊れだなんて、イヤに決まってるわ!」
那智「イヤに決まっている…………それは、提督も同じなのだろう」
天津風「え?」
那智「君たちを沈めて失うのが、イヤなのだろう」
一同「…………」
那智「提督とて何もかも尊敬できる完璧な人間ではない。
君たちが『イヤだ』と思うのと同じように、提督もまたイヤなことは『イヤだ』と言いたいのだろう。
まぁ、それが許されない立場の人間ではあるのだがな」
浦風「誰が正しいとか悪いとか……そげな話じゃないんやね……」
那智「あぁ、そうだな……」
浜風「まぁ、それが分かったところで罰則が免除されるわけではないのですがね」
一同「…………」
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