9: ◆2VMIBbqgAw[saga]
2016/03/10(木) 21:18:30.11 ID:XPjlZSbA0
〜 翌朝 〜
時津風「うえぇえ……もう疲れたよぉ……」
那智「泣き言を言うな。目的地はすぐそこだ」
島風「なんでわたし達……こんな山道を、登ってるの……」
天津風「相変わらず人の話聞いてないのね……。 山の清掃をするようにって言われたでしょ。水着で踊る代わりに」
雪風「ハイキングみたいで楽しいです!」
浦風「山自体を鎮守府が管理しちょるって、提督さん言いよったけど、どういうことじゃろ?」
浜風「見たところ何か特別な山とも思えませんが……」
那智「私が口頭で説明しても構わないが、実際に見てもらった方が早いだろう。さ、見えてきたぞ」
時津風「ふぅ、よっこいしょ、一休みっと。で、どこに何があるのー?」
那智「お前が座っているその石をよく見てみろ」
時津風「え?」
雪風「あ、何か書いてあります! えっと……センカン…ん?…ココニネムル……」
天津風「所々文字がかすれて読めないわね。何かしら?」
那智「それは墓石だ」
時津風「ふーん、ボセキ……あぁ、お墓ってことかぁ〜…………えぇええーーーっ!?」ピョーン
浜風「近寄らないでください。バチ当たりがうつります」
浦風「お墓に腰掛けよるなんて、こりゃ重罪じゃねぇ……」
時津風「え、えぇ〜! ごめんなさいごめんなさい!」
島風「でも、なんでこんな所にお墓があるの? 変じゃない?」
那智「この墓石……というより、この山自体が墓として存在している。戦闘で華々しく散った艦娘の魂を宿してな」
天津風「艦娘の……お墓……?」
那智「さて、もう少し歩くぞ。開けた場所に出るはずだ」
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