20:名無しNIPPER[sage]
2016/03/12(土) 13:30:03.40 ID:wckOeShoO
 どうしてもメール欄にsaga入れられなかったら 
 代わりに化ける文字の直前に「.」でも入れたら? 
  
 高.揚 
21:>>20ありがとうございます[sage]
2016/03/13(日) 11:42:11.89 ID:IvG/wgZAO
 ―――――――― 
22: ◆aujQ5B6q.2XT[sage]
2016/03/13(日) 12:01:30.19 ID:IvG/wgZAO
 「ご卒業おめでとうございます」 
  
  
 理事長の言葉によって卒業式が始まった。…廃校を阻止しなかったら、最後だったはずの卒業式だ。 
 それが…こんなに後輩達が、私達の門出を祝って、悲しんでくれている。 
23: ◆aujQ5B6q.2XT[sage]
2016/03/13(日) 17:23:18.94 ID:IvG/wgZAO
 チラリと花陽達の様子を伺ってみる。 
  
 フフっ、花陽ったら、あんなに背筋張って緊張し過ぎね。 
 …凛は欠伸してるけど。 
  
24: ◆aujQ5B6q.2XT
2016/03/13(日) 17:29:52.67 ID:IvG/wgZAO
 いざ壇上へ上がると、空気が全然違うことに気付いた。 
 椅子に座っていたときは感じなかったが、肌がピリピリする。 
  
  
 それに――ここだと全員の顔が見渡せる。 
25: ◆aujQ5B6q.2XT[sage]
2016/03/13(日) 17:57:58.25 ID:IvG/wgZAO
  
 ―――――― 
  
  
 「私が一年生のとき…この学校は廃校の危機にありました」 
26: ◆aujQ5B6q.2XT[sage]
2016/03/13(日) 18:02:22.00 ID:IvG/wgZAO
  
 「今、ここで言いたいことがあります」 
  
 「私は…音ノ木が、大切な仲間達が、…そして私をここまで見守り、育ててくれたパパとママが…」 
  
27: ◆aujQ5B6q.2XT[sage]
2016/03/13(日) 18:12:03.24 ID:IvG/wgZAO
 ――――― 
  
  
 在校生の見送りも終わり、私達は校門前まで来ていた。 
  
28: ◆aujQ5B6q.2XT[sage]
2016/03/13(日) 22:46:03.52 ID:IvG/wgZAO
 不意に花陽が近づいてくる。 
  
  
 「っ〜〜〜!」 
  
29: ◆aujQ5B6q.2XT[sage]
2016/03/13(日) 22:52:05.01 ID:IvG/wgZAO
  
 ――十分ほどたっただろうか。三人の目はすっかり赤くなっていた。 
  
  
 別れが近づいて、くる。 
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