過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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[sage]
2016/03/13(日) 00:04:36.61 ID:liDu2/2B0
八幡「…なんだそりゃ」ヒクッ
…いきなりレッツとかトライとかって、家庭教師でも派遣するつもりかよ。
だが、両手で小さくおいでおいでとしてるところを見ると、どうやら俺にそれをやれ、ということらしい。
一色「実はちょうど私もいつ葉山先輩から壁ドンされても舞い上がらないように、少し慣れておいた方がいいかなって考えていたところなんです」
ぬけぬけと言ってのけるその心臓には呆れるのを通り越して感心してもいいくらいなのだが、やはりどう考えても呆れる以外の選択肢が思い浮かばない。
八幡「おう、そうか。なんか知らんがとりあえず頑張れよ」言いながら再びスマホの画面に目を落とす。
一色「ちょ、なんですか、その反応?!いいじゃないですか、どうせヒマなんだしっ!」
八幡「一緒んすんじゃねぇよ。こちとらお前の相手してるほどヒマじゃねぇーんだよ」
一色「ハイそこっ!とかなんとか言いつつ、なにカバンからマンガ本取り出してるんですかっ!?」
八幡「…ちっ、うるせーな。そんなにヒマなら部活出りゃいいだろ、部活」
一色「それができるんだったら、こんなとこいるわきゃないじゃないですかっ!」
完全に逆ギレとしか思えない一色の暴言に、由比ヶ浜も苦笑いを浮かべ、雪ノ下でさえ呆れ顔である。
雪乃「いくら比企谷くんがいるからって、こんなところって…。この子ったら、自分がとても失礼なこと言ってることに全然気がついていないのかしら?」
八幡「いや、それを言うならお前も俺に対しては大概だけどな」
雪乃「あなたこそ失礼ね。私はちゃんと気がついた上で言ってるわよ?」
八幡「…なお悪いだろ」
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