過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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[sage]
2016/04/03(日) 00:45:53.88 ID:oa+BnG3x0
折本はそのまま俺を先導するように公園の真ん中を突っ切って進み、中央にある噴水のオブジェの前でぴたりと足を止めた。
折本「――― やっぱちょっと変わったよね」
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188
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[sage]
2016/04/03(日) 00:57:39.45 ID:oa+BnG3x0
彼女が言わんとしていことを察して、俺は返す言葉に窮する。
中学時代、誰もいない放課後の教室で俺が折本に告白した時、彼女はただひと言、“どうしてなの?”とシンプルに問うてきた。
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[sage]
2016/04/03(日) 00:59:03.13 ID:oa+BnG3x0
折本「それに…変わったといえば…」
くるりとこちらを振り向いた折本の表情は、いつもと変わりなく、逆に不自然に感じるほど落ち着き払って見えた。
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[sage]
2016/04/03(日) 01:00:40.80 ID:oa+BnG3x0
思いがけず折本の顔が近づいて、自然、目と目が合ってしまう。
仄かに漂う香水の香り、うっすらと化粧したことで俺の記憶にあるよりも少しだけ大人びた顔。
こんなに間近で顔を付き合わせるなんて、中学時代にもなかったことである。
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[sage]
2016/04/03(日) 01:06:28.23 ID:oa+BnG3x0
「あ、はーちゃんだっ!」
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[sage]
2016/04/03(日) 01:08:22.42 ID:oa+BnG3x0
ふひっ
その瞬間、思わず素で鼻が鳴ってしまう。
咄嗟に声のした方へと顔を向けると、そこにはもこもこと厚着をしてはいるものの、確かにどこかで見覚えのある幼女の姿。
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[sage]
2016/04/03(日) 01:09:21.41 ID:oa+BnG3x0
「はーちゃん、めりーくりすます、おめでとー!」
仏頂面の川なんとかさんとは対照的に、幼女の方は屈託なく俺に話しかけてくる。どうやらいつの間にか懐かれてしまったようだ。
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[sage]
2016/04/03(日) 01:10:48.08 ID:oa+BnG3x0
川○「けーちゃ…京華がどうしてもクリスマスのイルミネーション見たいって言うから連れてきたとこ」
こちらに見向きもせずに、川なんとかさんがぽしょりと呟く。
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[sage]
2016/04/03(日) 01:12:30.93 ID:oa+BnG3x0
そんな俺と俺の傍らに居る折本を不思議そうに見ながら、京華がミトンの手袋をした手で川なんとかさんの手をくいくいと小さく引く。
京華「さーちゃん、さーちゃん」
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[sage]
2016/04/03(日) 01:14:12.47 ID:oa+BnG3x0
八幡「よしよし、ホント酷いヤツだな、さーちゃんは」
とりあえず俺はしゃがみこんで目の高さを京華に合わせ、頭を優しくなでくりなでくりしてやると嬉しそうにふにゃりとした顔になった。
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[sage]
2016/04/03(日) 01:14:58.71 ID:oa+BnG3x0
京華「…かーちゃん?」(川崎を見る)
川○「だ、だから違うって!」///
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