過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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209:1 [sage]
2016/04/03(日) 23:47:46.73 ID:LVrJJs9Q0

亜麻色をしたセミロングの髪。やや大きめのダッフルコートの下から伸びた細く華奢な脚。
余った袖口からわずかに覗く白い指先が庇護欲をくすぐるが、明らかに計算されているであろうそのあどけなさい仕草が逆に狙いすぎててなんかあざとい。

―――― よくよく見れば、それは俺の後輩で一年生にして総武高校の生徒会長でもある一色いろはだった。


折本「一色ちゃん?!」

一色「あ、折本さんも!先日はどうもでした」

折本の姿を認めた一色が礼儀正しくぺこりと頭を下げる。


折本「こんなところで会うなんて奇遇だねー。もしかして家、この近くなの?」

一色「あー、いえいえ。実は知り合いがバイトしてるケーキ屋さんに寄って、余り物をガメて…じゃなかった、タダでわけてもらって来たところなんですー」

きゃぴるんとばかりに笑顔で答える。

ちょっとちょっと、いろはす?お前のその手にしてる箱、どこかで見覚えがあるんですけど?それってもしかして、戸部のバイト先のじゃね?しかも何げに一番高いヤツだろ?

一色「ほら、私も女の子ですから、やっぱり甘いものとかに目がないじゃないですか、ね、先輩?」

八幡「…いや、じゃないですかとか言われても、俺、お前の好みとか知らねぇし、それ以前に興味もねいし」

だいいち、お前、甘いもの好きどころか普段から俺や雪ノ下に超甘え過ぎだし、世間舐め過ぎだろ。



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