過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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212:1 [sage]
2016/04/03(日) 23:54:27.43 ID:LVrJJs9Q0


一色「はぁ…まったく何やってんだか」

ひと通り俺の釈明を聞いた一色の、呆れたような、何か色々と諦められたかのような溜息にムカついたが、さすがに今のこの状況では何も言い返せない。

一色「…私はてっきり、松ボックリに火でもついちゃったのかと」 ぽしょりと呟く。

八幡「…いや松ボックリに火が付いたら、それもう山火事だろ」 正しくは焼けぼっくいな?


だが、ないすだいろはす。丁度いいところに通りかかってくれたぜ。

八幡「あー…と、とにかく俺も、もう帰ろうと思ってたとこなんだけど、なんだったら途中まで送ってくか?物騒だし」

特に今この場所が、俺にとって。

ついでに先程から手にしている重そうなケーキの箱も持ってやろうかと、すっと手を差し出す。
後輩女子を思い遣る、俺なりの優しい心遣いのつもり…というか、一色に対しては既にパブロフの犬なみの条件反射だったのだが、


一色「え?いいんですか?じゃあ、お言葉に甘えて…」


まるで遠慮することなく当たり前のように応じる。

うわー、やっぱこいつ、慣れるの早いなー等と考えていると、



きゅっ



――― 一色はなぜか当たり前のような顔をして、空いている方の手で俺の手を握った。



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