過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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[sage]
2016/06/01(水) 02:07:02.92 ID:44gFfWq+0
葉山「イベントそのものは確かその日の午前中には終了するはずだから、その時間帯なら急げばなんとか間に合うかもしれない」
八幡「…でも、お前、ホントにいいのか?」
俺は念のために葉山にその覚悟を問い質す。
葉山「いいって、何がだい?」
八幡「俺たちに手を貸したとわかったら、その … お前の立場がマズくならないかってことだ」
俺たちに加担することで、葉山が陽乃さんから不興を買う恐れがある。
文実でもないこいつがそんな余計なリスクを負ってまで俺たちに肩入れする理由があるとは思えない。
葉山「One for all.All for one …ひとりはみんなのために。みんなはひとりのために」
葉山がまるで独り言のように呟いた。
八幡「 ……… は? こんな時に何言っちゃってるわけ?」
お前、そんなにアイマス好きなの?
葉山「これは俺たちの文化祭なんだから、できるだけ自分たちだけの力だけで成し遂げるべきだと思うんだ。違うかい?」
相模「葉山くん … カッコイイ … 。うん、そうだよね! やっぱそうでなくっちゃねっ!」
……… いや、他力本願と絵馬に描いて神社に奉納しちゃうようなお前がそれ言っちゃダメだろ。
八幡「まぁ、お前がそれでいいっつーんなら、俺は構わんが…」
今は手段を選んではいられない。それこそ猫の手も借りたいくらいなのだ。でも実際に借りたらモフモフの毛並みとプニプニの肉球に気をとられて雪ノ下が仕事にならなくなりそうだけど。
葉山「それに … 」
八幡「ん?」
葉山「 ……… 彼女は気にしたりはしないさ。例え俺が何をしようとも、ね」
葉山にしては珍しく自嘲気味なセリフとともにその顔に浮かんだ笑顔には、なぜか一抹の寂しさのような翳りが感じられた。
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