過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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40:1 [sage]
2016/03/14(月) 00:27:50.88 ID:8WS3sg8r0


雪乃&結衣「えっ?!」///



八幡「 ――― って、だからなんでお前はわざわざ誤解を招くような言い方すんだよっ!!!」///



バンッ


一色「ひゃうっ」

ツッコミと同時に突き出された掌が部室の壁に当たると、静まり返っていた室内に思いのほか大きく響いた。

壁と俺の間に挟まれる形で身体を縮めた一色は、ただでさえ細くて小柄な体が常より更にか弱く小さく見え、俺を見る目が不安に揺らいでいる。


一色「…え、あ、ご、ごめんなさひ…」


先程までの先輩を先輩とも思わぬような不遜な態度はどこへやら、消え入るようなか細い声は次第に尻すぼみとなり、


一色「…ひぐっ、ひぐっ、先輩怖いですぅ〜」


遂にはしゃくりを上げてマジで泣き始めてしまった。


結衣「あーっ!ヒッキーがいろはちゃん泣かせたー!さいてー」

雪乃「まったく、かよわい後輩女子を脅して泣かせるなんて、男として本当に最低最悪のクズね」


八幡「…ちょっと待てお前ら、なんでそうなるん…





「―――― 君たちはいったい何をしているのかね?」





いきなり背後から掛けられた声に驚いた俺は、反射的に首を振り向かせる。

黒く長い髪、ややキツめではあるがスッキリと整った目鼻立ち、黒のパンツスーツに白衣の上からでもわかるメリハリの効いたシルエット。

いつの間にか部室の戸口には、奉仕部の顧問である平塚静先生がこちらを見ながら呆然と立ち尽くしていた。

そしてその視線の先には、半ばシャツの胸元のはだけた涙目の女子生徒と、その彼女を壁際に追い詰めたであろう腐った目の男子生徒。


―――― そう、それは紛れもなく、俺自身の姿であった。




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