過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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406:1[sage]
2016/06/08(水) 21:33:26.75 ID:98ty2fIY0

八幡「あー…、そう言えば城廻先輩はどうして生徒会長になろうと思ったんですか?」

少し気まずくなりかけた空気を変えるために、わざと当たり障りのない話を振ると、めぐり先輩が少しだけ驚いたような顔をした。

いや、俺が話しかけた時の女子が見せるその反応にはもう慣れっこなんですけどね?


城廻「ははぁ、さてはキミ、私が生徒会長なんてガラじゃないって思ってるんでしょ?」

めぐり先輩が目を細め、冗談めかしながら笑顔で応える。

八幡「 …… や、そういうわけでは」///

城廻「私ってさ、あんまり勉強とかできないし、かといって運動神経もいい訳でもないでしょ?」

確かに見た感じ少しばかりドン臭そうなところもあるにはあるのだが、さすがにタモさん相手じゃないんだから、簡単に“そうですね”なんて応えられない。
それに彼女にはそれを補って余りある人望がある。それはある意味、雪ノ下や三浦にもない、彼女の持つ優れた資質であると言えた。

城廻「生徒会の仕事だって大変だし、文化祭みたいなイベントも決して楽しい事ばかりじゃないけど、それでもみんなの笑顔を見ていると、ああ、やっぱりやってよかったって思うんだ」

城廻「 …… こんなドン臭い私でも、人の役に立てることがあるんだなって実感できるから、かな?」

めぐり先輩の、そのほんわかした笑顔を見ていると、なぜかこちらまで暖かな気持ちになってくる。



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