過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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417:名無しNIPPER[sage]
2016/06/08(水) 23:07:37.95 ID:qsmbuHxao
乙です


418:名無しNIPPER[sage]
2016/06/08(水) 23:12:24.19 ID:NsnJxj02o
おつおつ


419:1[sage]
2016/06/11(土) 01:21:02.07 ID:XQGJGE8W0

着いてみると当然のことながら部室は以前となんら変わることなく、しかし不思議とどことなく違っているかのようにも見えた。

曇天に加え、あの日からずっと閉め切られたままのカーテンのせいで昼間だというのに薄昏く漂う空気も心なし乾燥し、埃っぽい。

以下略



420:1[sage]
2016/06/11(土) 01:25:30.57 ID:XQGJGE8W0

始まりは入学式初日、俺が由比ヶ浜の飼犬 … よく土産物として売られているハトだかヒヨコだかの形をしたお菓子みたいな名前をしたミニチュアダックスフンド … 確か、サブレだっけ? を庇って雪ノ下の乗っていた車に跳ねられ、入院した事にある。

別にそのこと自体は雪ノ下のせいでもないし、それについてとやかく言うつもりもない。だいいち、俺の不運は今に始まったことではない。

以下略



421:1[sage]
2016/06/11(土) 01:29:25.14 ID:XQGJGE8W0

雪ノ下だって何も好き好んで黙っていたわけではあるまい。

恐らく彼女が真実に気がついた時には既に告げるタイミングを失していたのだろうし、そのことで彼女も少なからず苦しんでいたのに違いない。
それにも拘わらず、俺は雪ノ下に幻滅し、まるで彼女を責めるかのような態度さえとってしまったのである。
以下略



422:1[sage]
2016/06/11(土) 01:30:43.15 ID:XQGJGE8W0

結衣「ほわー、かわいー」


雪ノ下が書類と一緒に持ってきた私物の袋を勝手に覗き込みながら、由比ヶ浜が能天気が声を上げた。
以下略



423:1[sage]
2016/06/11(土) 01:33:11.98 ID:XQGJGE8W0

結衣「そっかー… あ!じゃあ、やっぱりゆきのんが着てみてっ」

雪乃「え? 急に何を言い出すの? 今はそれどころじゃ…」

以下略



424:1[sage]
2016/06/11(土) 01:36:37.12 ID:XQGJGE8W0

少しだけ更新。短いのでsageたままで。ノシ


425:名無しNIPPER[sage]
2016/06/11(土) 10:03:51.99 ID:XzCW8kRNo
おっつ


426:名無しNIPPER[sage]
2016/06/11(土) 11:24:06.70 ID:EhKmQZwYo
乙です


427:1[sage]
2016/06/11(土) 22:02:29.08 ID:Ck2NnQ0Y0

部室を出た俺と由比ヶ浜は、ふたりしてそのまま廊下の壁に寄りかかるようにして並んで立ち、何をするでもなくただ雪ノ下の着替え終わるのを待つ。

音楽室から聞こえる吹奏楽部の演奏を耳に、俺は向かいの校舎の廊下を行き交う人影と、その上にどんよりと広がる、いつ雨が降りだしても不思議ではない曇り空を見るともなしに見ていた。

以下略



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