過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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452:1[sage]
2016/06/24(金) 00:39:34.35 ID:3d9qV1+j0

雪乃「普段は事あるごとに“現国学年三位”を豪語しているくせに、こんな時に限っては急に語彙が貧困になるのね」

それまでずっと黙していた雪ノ下が不意に小さく口を開いた。
その皮肉な口調こそいつもと変わらないが、なぜか今日に限っては少しばかり拗ねて聞こえるのは気のせいか。


八幡「 … うるせーよ。いいだろが別に」

だからと言うわけでもないのだろうが、半ば照れ隠しで逆ギレを装いつつも、

八幡「 …… なにも特別なカッコなんてしなくたって、お前は素でも十分過ぎるくらい美人なんだから」

つい言わなくてもいいはずのひと言までもぼそりと口にしてしまう。


雪乃「 ……… え?」///

八幡「あ、や、そうじゃなくてだなっ。 … いや、 まぁ、そうなんだけど …… 」


雪乃「 … そ、そう。…… その、ありがとぅ…」///

短くて素っ気ない、それでも紛れなもなく心からの礼を返しながら、まるで小さな子どものように頬を染めモジモジと所在無げな様子で佇む雪ノ下。

普段の凛とした姿とのギャップが見事なまでにツボにはまり、意味もなくあさっての方へ顔を向けてしまう俺の耳に、




結衣「 … なんか … なんか、おもしろくないっ」


ふすっと、ふてくされたような由比ヶ浜の呟き声が届いた。


………  だからいったい俺にどうしろって言うんだよ。




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