過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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50:1 [sage]
2016/03/14(月) 13:10:00.12 ID:Wr1Ju3m/0

一色「えっと、ちょっとイレギュラーな事態が発生しちゃいましたけど…次、結衣先輩いかがですか?」

結衣「え?あ、あたし?」///


“イチから修行をやり直してきます。探さないでください”

俺たちが少し目を離した隙にわけのわからぬ書き置きを黒板に残して平塚先生が立ち去った後、改めて一色が検証実験の再開を宣言する。

八幡「…アレをあくまでも“ちょっとしたイレギュラー”と言い張るつもりか、お前…」ヒクッ

しかし大丈夫なのかよ、あの先生…。もしかして今頃、片っ端から通行人捕まえて無差別にさっきみたいな壁パンひたすら繰り返してんじゃねぇだろーな。それってもう立派な犯罪行為だろ。テロだろ、テロ。
明日の千葉○報の朝刊とかに載ってたらどうしよう。校門の前で取材されたら「いつかやると思ってました」としか答えようがねぇだろ。


八幡「…つか、まだやんのかよ。もういいんじゃね?」

正直、俺、早くおうち帰りたいんですけど。何で壁ドンで命の危険に晒されなきゃならねぇんだよ。

一色「まぁまぁ。やっぱりこういった事は、できるだけサンプル数があった方が参考になりますし?」


結衣「えっと、ヒッキーはイヤ…なの…?」由比ヶ浜がおずおずと問うてくる。

八幡「や、別にそういうわけじゃないんだが…」

実のところ、昨年来、修学旅行から生徒会長選挙にかけて二人との間で色々とあったせいで、今だ互いの距離感をつかみかねるものがある。
だからという訳でもないのだろうが、こうして改まって正面から、それも間近で顔をつき合わせるとなると何かしら面映ゆいのもまた確かだった。

…って、何意識しちゃったりしてるんだ俺は。キモチ悪い。それこそ自意識過剰ってもんだろ。



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