過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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625:1[sage]
2016/07/11(月) 11:10:07.11 ID:LXc3Ict80


陽乃「あ、それから大事な事、忘れてたけど…」

背を向けかけていた陽乃さんが何事か思い出したかのように悪戯っぽく笑みを浮かべる。

その笑顔は先程までの剣呑さがまるで嘘であったかのように影を潜めている。その代わりといってはなんだが、なぜかものすごーくイヤな予感に囚われた。

陽乃さんはずずずぃっと俺との距離を一気に詰め、気がつくと俺の顔のすぐ目の前にその美しい顔が迫っていた。

その蠱惑的な瞳に魅入られたせいか、それともいつもよりやや強い柑橘系の香水のせいなのか、頭の中心が痺れて身動きすらとれない。


陽乃「――― これは楽しませてくれたご褒美よ」


耳元で小さくそっと囁くと、陽乃さんはそのまま、その形の良い柔らかな唇を俺の頬へと軽く押し当てた。



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