過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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641:1[sage]
2016/07/12(火) 23:06:51.94 ID:z+x0XDRT0

八幡「雪ノ下、もし仮に、だが、俺が一瞬だけあいつの注意を逸らすことができれば、その間に取り押さえることは可能か?」

俺の言葉に雪ノ下は少しだけ考える素振りを見せたが、

雪乃「ええ、そうね。多分、できるとは思うのだけれど … 。何か策でもあるのかしら?」

あくまでもさりげないその返事に自信のほどが窺える。

八幡「まぁ … な。あると言えばある」

雪乃「 … その顔は、またいつのようにロクでもないこと考えているようね」

そうはいいつつも雪ノ下はどこからか取り出したヘアゴムを口に加えると、慣れた様子で手際よく長い黒髪を一本に束ねた。

普段は見ることのないその白い項(うなじ)に、こんな状況であるにも関わらず、つい目を奪われてしまう。



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