過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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[sage]
2017/01/03(火) 00:41:40.55 ID:4Wtthf7s0
海老名「ヒキタニくんには修学旅行の時にとべっちのことで色々とお世話になったし?」
俺の不躾な質問に対し、海老名さんはいつものように感じの良い笑みを浮かべて率直に応える。
恐らくは、彼女のいう“色々”とは、主に昨年の修学旅行における嵐山での一件のことを指しているのだろう。
俺にとってはあくまでも奉仕部の仕事としてやったことなのだが、どうやら海老名さん自身はあの事を俺に対する個人的な“借り”として受け止めているようだ。
借りは借りとして早めに返しておくに越したことはない ――― もしそういう意識が働いたのだとしたら、なるほど、それはそれで頷けないこともない。
海老名「 ……… でも、もちろんそれだけじゃないんだよ?」
だが、まるでそんな俺の考えを読んだかのように、不意に彼女の声が濡れたような艶を帯びる。
八幡「ん?」
海老名「 ……… ねぇ、お願い。我慢できないの …… ここなら誰も来ないわ …… だから、いつものように …… して?」
妙に潤んだ瞳で俺を見つめながら熱く吐息混じりの甘い声で囁くと、彼女は自らの手でスカートの裾をそろそろとたくしあげた。
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