過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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882:1[sage]
2017/01/26(木) 02:01:04.84 ID:H9uDeGTj0

一色「だって、なんかホンっト、ムカつくんですよ。みんなカッコばっかりつけちゃって」

いつになく辛辣な一色の言葉に、だが、誰一人返す言葉もない。そんな俺たちに一色は更に容赦のない言葉で攻めたてる。

一色「自分の気持ちだってちゃんとわかってないのに、相手の意思を尊重するなんて」

一色「綺麗ごとばっか並べ立てて、おままごとみたいなことやって、友達だからって譲り合って遠慮して本音も言えなくて ……」


次第にその言葉が湿り気を帯び、


一色「 ………… 私が、私がいったいどんな想いで」


それ以上言葉を続けることができず、ぐしっとしゃくりを上げたかと思うと、その大きな瞳が潤み、やがて限界を超えたのか大粒の水滴がポロポロと零れ落ちる。



雪乃「一色さん、もしかして、あなた …… 」


口にしかけた言葉を途切らせ、雪ノ下は再度躊躇いがちに俺に目を向けるが、結局何も言わずにそのままその視線を膝の上に重ねて置かれた自分の手へと落とした。






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