過去ログ - 【FateGO】マシュ「――串刺しの夢から蘇生する」
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6: ◆bU0CD2Homw[saga]
2016/03/12(土) 17:59:09.75 ID:4s9Apbop0

「――――――――」


 串刺しの夢から蘇生する。
以下略



7: ◆bU0CD2Homw[saga]
2016/03/12(土) 18:00:00.93 ID:4s9Apbop0

 確かにアレは痛かった。

 左眼球、首筋、右肩甲骨、肝臓、胃、膵臓、子宮、直腸、その他多数箇所を、麻酔もなしに一気に貫かれたのだ。

以下略



8: ◆bU0CD2Homw[saga]
2016/03/12(土) 18:01:05.72 ID:4s9Apbop0

「いえ、大丈夫です。肉体に何も問題はありませんから」

『しかし、デミ・サーヴァントの君が立ちくらみを起こすなんてずいぶんなことだよ――うわ、ちょ、何だ急に!? くそ、通信が……!』

以下略



9: ◆bU0CD2Homw[saga]
2016/03/12(土) 18:01:57.97 ID:4s9Apbop0

 現代日本のアキバ系文化に造詣の深い彼の言動は、率直に言ってかなり奇っ怪だ。

 ただ、これが彼なりの女性に対する挨拶のようなものだということは理解できていた。

以下略



10: ◆bU0CD2Homw[saga]
2016/03/12(土) 18:03:02.95 ID:4s9Apbop0

「しかし、不思議なものですなあ。サーヴァントになって肉体強度は飛躍的に上がっているとは言え、ギロチン食らったり幼女に解体されるよりも、生前にテーブルの脚に小指をぶつけたときの方が痛かったでござるよ」

「いや、それはちょっと……」

以下略



11: ◆bU0CD2Homw[saga]
2016/03/12(土) 18:04:28.92 ID:4s9Apbop0

「んんwwwwなかなか鋭いところを突いてくるでござるなマシュ殿はwwwww。……ふぅ、やれやれ。どうやらはっきり口に出さなきゃ分からないようでござるね……それはもちろん、マ――――」

「ちょっと黒髭! デカい図体してボケっと突っ立ってるんじゃないよ! そこどきな!」

以下略



12: ◆bU0CD2Homw[saga]
2016/03/12(土) 18:05:02.42 ID:4s9Apbop0

 食ってかかる黒髭氏をピシャリと言い伏せ、ドレイク船長は小さく鼻を鳴らした。

 彼女はカルデア内では数少ない、氏に対する処方箋として、女性サーヴァントの間で人気を集めている。

以下略



13: ◆bU0CD2Homw[saga]
2016/03/12(土) 18:09:05.28 ID:4s9Apbop0

「ふん、行くならさっさと逝ってよし! 何なら帰って来なくていいでござるよ」

「心配ご無用。アタシにはマスターがついてるからねえ、そうそう簡単にはくたばらないよ」

以下略



14: ◆bU0CD2Homw[saga]
2016/03/12(土) 18:10:04.03 ID:4s9Apbop0

「――――え?」


 不意な問いかけに、思わず間の抜けた返事をしてしまう。
以下略



15: ◆bU0CD2Homw[saga]
2016/03/12(土) 18:11:29.64 ID:4s9Apbop0

「人間、真っ当に生きてりゃ誰しも悩みの一つや二つ抱えてるだろうけどねえ、アタシに言わせりゃ全部無駄さ。頭の中でこねくり回してどうにかなるなら、最初っから悩むことなんかないじゃないか」

「それは……そうですけど、でも」

以下略



16: ◆bU0CD2Homw[saga]
2016/03/12(土) 18:12:23.76 ID:4s9Apbop0

「な、何だい急に? アタシゃ通り一遍のおためごかしじゃ何も出さないよ」

「はい。ドレイク船長はお金でしか動かない人ですから、お世辞なんか言う必要はありません。これは私の本心です」

以下略



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