過去ログ - 幻想郷に来た貴方が女の子と仲良くなる話
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792: ◆5m18GD4M5g[saga]
2016/04/10(日) 01:18:05.15 ID:MbM4PCoN0
貴方は霊夢の右隣へとゆっくり座る。
朝の陽ざしと静かに流れるそよ風が心地よく感じる。

「それじゃ、朝ごはんにしますか?」

座った貴方に、霊夢は朝食はと尋ねて席を立とうとする。
しかし貴方は、もう少しここに居て欲しいと彼女を制止した。

「…そうですか。分かりました」

そう言ってから再び霊夢は座ると、先ほどの貴方との距離をより縮めた。
このシチュエーションは嘗て、貴方と霊夢が体験した事であり。

「こうしていると、思い出しますね」

霊夢はそう言うなり、貴方の左手を右手で繋ぐ。
そして、何時かの様に貴方の左肩へと頭を預ける。

ふと貴方は、幸せだなあ、としみじみ感じていた感想を口に出す。

「ええ、私もですよ」

先ほどよりも強く手を握られ、貴方の手を通して彼女の体温が伝わって来る。


何年経っても、何十年経っても。
霊夢の傍に居た貴方は、共に、緩やかに年を重ねて行く。
一つ一つの出来事を通して一緒に生きて来た証を、年月が刻み続けて行く。


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