148: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/18(金) 21:52:05.81 ID:XQcpBiZjo
男（考えてみると、全く知らない場所にたった一人でいるんだ）
男（今までの生活とまるで変わって、慣れてないことばかりだろうし）
149: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/18(金) 21:56:34.17 ID:XQcpBiZjo
ｶｷｰﾝ ｲｯﾀｿﾞｰ
男（……はあ）
150: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/18(金) 21:58:09.19 ID:XQcpBiZjo
家
男「よう、お帰り」
151: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/18(金) 22:00:11.65 ID:XQcpBiZjo
男「体調悪いんだろう？ 風邪でも引いたか？ 季節はずれの風邪が流行ってるって聞いたが」
許嫁「何言ってるか分からないわね」
152: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/18(金) 22:04:33.11 ID:XQcpBiZjo
男「つっても体調が悪いのは本当なんだろう？ 今、立ってるのも辛そうだ」
許嫁「……だとしたら何なの？」
153: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/18(金) 22:06:33.80 ID:XQcpBiZjo
許嫁「分かってるはずでしょう？ お互い仕方なく一緒に暮らしているだけ」
許嫁「ただそれだけのこと。協力する義務も必要もないわ」
154: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/18(金) 22:11:38.64 ID:XQcpBiZjo
男「降ってわいたような話で、見ず知らずの相手と、しかもいつまでなのか期限も分からないまま同居しなければならない」
男「それに関しては俺の立場もお前の立場も一緒なんだ。仲間とまでは言わないが、敵じゃない。だったら協力しても悪くはないだろ？ 義務とか必要とか、そういう話じゃなくてな」
155: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/18(金) 22:14:11.08 ID:XQcpBiZjo
許嫁「分かったわ」
許嫁「あなたがそこまでそうしたいって言うのなら――それで、いいわ……」
156: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/18(金) 22:16:08.69 ID:XQcpBiZjo
許嫁の部屋
許嫁『着替えたわ』
157: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/18(金) 22:22:48.96 ID:XQcpBiZjo
男（ずいぶんとしおらしくなったな）
男（自分が弱っているところを決して見せないように気を張ってた）
158: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/18(金) 22:34:21.07 ID:XQcpBiZjo
男「お待たせ」
許嫁「……早かったわね」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
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