544: ◆Jiax/7r6DNu8
2016/07/05(火) 21:57:09.44 ID:NFgwwU/to
男「お前もたまに連絡とっているとはいえ、今は別々に暮らしているんだし」
許嫁「……」
男「この状況にどういう理由でなったのかは知らないが。話を聞く限り、お前の親も手放しで喜んでいるわけじゃないみたいだ」
男「こうせざるを得ないからって感じなんだろ?」
許嫁「……そうね」
男「そんなときに初めてのバイトの給料で、何かプレゼントしてあげれば少しは安心するんじゃないか。こっちの生活もそれなりに悪くないって」
許嫁「……」
男「しかもそれが、我が儘で世間知らずな、とてもバイトなんて考えられないハコ入りお嬢様からだったら効果はばつぐんだ!」
許嫁「一言余計」
男「って。お前が今の状況をどう思っているか勝手に――」
許嫁「悪くないって言ったはずよ」
男「そうか」
許嫁「だけど、そうね。そうしてみようかしら。……たまにはあなたも良いことを言うわね」
男「なにを。俺はいつでも良いことを言う。干した布団の良い匂いはダニの死骸と聞くことがあるが、実はそうでもないらしいぞ」
許嫁「どうでも良いことね」
1002Res/406.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。