61: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/15(火) 20:56:09.42 ID:fhanmc6ao
男「いねーな。どこをほっつき歩いてやがる」
男(もしかして何かに巻き込まれたか? いや、でも……)
62: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/15(火) 21:00:26.39 ID:fhanmc6ao
男(しかし、これからこいつと生活を続けなければいけないのか)
男(せっかく俺は一人でも悠々と暮らしていたっていうのに)
63: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/15(火) 21:14:42.37 ID:fhanmc6ao
男「よっ」
許嫁「っ」
64: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/15(火) 21:22:21.21 ID:fhanmc6ao
男「じゃ、俺はこれから深夜俳諧に行ってくるから。気をつけて帰れよ」
許嫁「え……」
65: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/15(火) 21:24:06.93 ID:fhanmc6ao
男「い、いや、ごめんな。本当は、俺はもう用事が終わってて。これから家に帰るところなんだが」
男(意地を張るのもここまで突き抜けると。呆れを通りこして笑えてくるぜ)
66: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/15(火) 21:35:49.51 ID:fhanmc6ao
男「この商店街を抜けて……」
男「次はそこのコンビニを目印に左だ」
67: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/15(火) 21:36:46.11 ID:fhanmc6ao
男「あとはもう、ここを真っすぐ歩くだけで俺の家だ」
許嫁「……」
68:名無しNIPPER[sage]
2016/03/15(火) 21:37:57.20 ID:qvZt4Ny50
乙乙
69: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/15(火) 21:46:21.05 ID:fhanmc6ao
許嫁「私の家はね、とても大きい。敵も多いわ。外にも内にも。だから、どんな相手にも油断できない」
男「うん」
70: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/15(火) 21:47:36.53 ID:fhanmc6ao
男「祖父がいてね」
許嫁「え?」
71: ◆Jiax/7r6DNu8[saga]
2016/03/15(火) 21:48:15.26 ID:fhanmc6ao
許嫁「何故私があなたみたいな庶民の家にいなければならないのか分からないし、あなたが許婚だなんて絶対に認めないけれど。今は、この生活を続けるしかなさそうね」
男「仕方ないな。ま、俺の寛大な心で今までの無礼は水に流してやろう」
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