過去ログ - 吹雪「目覚めると、そこは如月ちゃんのパンツだった」
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54:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/03/15(火) 22:56:13.61 ID:15SI/Ap0O
――――

吹雪「ひ、ひぇぇ!?」

多摩「ほらほら、どうしたニャ!」

吹雪「こ、こんなの砲雷撃戦じゃないよぉ!?」

全速力で突っ込んでくる多摩を見て、吹雪は「反攻戦になるな、砲撃を何発か撃って離脱……だったよね」と一人で納得していて。

だからまさか、彼女がそのまま主砲を撃ちながら『格闘戦を仕掛けてくる』なんて、思いもしなかったのだ。

木曾「そこだっ!」

多摩「む」

軍刀の一閃が連装砲で受け止められる。
返し様、回し蹴りを捻り込まれつつ、機銃の乱射を浴びた。

木曾「ぐ、うっ!?」

多摩「筋は良いけど艤装と格闘が噛み合ってないニャ――おおっと」

海上を『バック宙しながら』、多摩は雷撃を回避する。
大井の苦々しげな顔が、誰が放ったかを物語っていた。

北上「吹雪もいるし、ちょっと良いとこみせよかね」

多摩「ぬ」

懐に潜り込んだ北上が、多摩の顎を掌底で叩き上げて――蹴り飛ばす。
同時に、魚雷管が空いて中身が多摩を追いかけた。

多摩「お」

触雷の水柱が上がる。

吹雪「やった!」


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