3:名無しNIPPER[saga]
2016/03/14(月) 21:10:46.04 ID:RtjcYatA0
中学校の合唱祭、練習をサボる男子とそれに不快感を示す女子というどこにでもあるような諍いの中、いわゆる友達の多い子だった私は、気付けばクラスの対立を収める役割を引き受けることになっていました。
多感な生徒たちに手がつけられなくなった先生から、合唱祭に打ち込みたい女子から、本当は真面目にやりたいけれども引っ込みがつかなくなった男子から、気付けば私は平和の象徴のように祭り上げられていました。
クラス中の期待を一身に背負った状況の中で私が言える言葉はひとつしか無くて、私は口角を上げ、目尻を下げ、極力元気な声でがんばりますと胸を張ってみせました。
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