385: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/05/09(月) 01:11:21.98 ID:HsihVarhO
幸子「…どうして…」
友紀「…」
幸子「…どうして、こんな事に…」
386: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/05/09(月) 01:12:20.78 ID:HsihVarhO
アタシ達が、打ち上げを終え、休みとなった翌日。
右京さんは一人でプロジェクトルームに入り、荷物を片付けた。
辞表は既に今西部長に渡していたそうだ。
387: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/05/09(月) 01:13:06.58 ID:HsihVarhO
「3人のこれからについてですが…」
ちひろさんが努めて冷静に、プロデューサーのいなくなったプロジェクトのこれからを事務的に話し出した。
「…」
388: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/05/09(月) 01:14:20.65 ID:HsihVarhO
…初めに限界が来たのは、勿論紗枝ちゃん。
「…紗枝さん」
幸子ちゃんが彼女の袖を柔らかく摘む。
389: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/05/09(月) 01:15:25.26 ID:HsihVarhO
…正直、なんとなくは目星はついてる。
…それは、右京さんの過去。
彼が、牙を向けた相手。
390: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/05/09(月) 01:16:36.61 ID:HsihVarhO
紗枝「どうされました?」
幸子「こうやって話を聞くのも仕事ですよ」
紗枝「気分が悪いんどす。体調不良とでも言うといて下さいな」
391: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/05/09(月) 01:17:34.45 ID:HsihVarhO
幸子「貴方は、何の為にアイドルをやってるんですか!?」
紗枝「…」
幸子「プロデューサーの為だけですか!?右京さんの為、それだけですか!?」
392: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/05/09(月) 01:18:47.19 ID:HsihVarhO
幸子ちゃんが手に取ったもの。
それは、アタシ達全員集合の写真が貼られていた写真立て。
右京さんはあまり写真に写る事を好んでおらず、その数は少ない。
393: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/05/09(月) 01:20:05.21 ID:HsihVarhO
早苗「…いざいなくなると、何か虚しいもんね」
瑞樹「そうね。憎まれ口叩いてたの貴方だけだけど」
早苗「うっさいわね。気遣ってたのよ」
394: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/05/09(月) 01:21:20.68 ID:HsihVarhO
「…」
「お待たせしましたー!ミルクティーの…セットです!」
「ああ、どうも。そこに置いといてくれますか?」
415Res/353.91 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。