過去ログ - 艦隊これくしょん story of memory 第一章 暴竜と呼ばれた男
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40: ◆OotaGP5eR12I[sage]
2016/03/15(火) 15:08:07.04 ID:XsRRATOE0

一分後ーーー

響「た、たった一分なのに一時間に感じた」

電「だ、大丈夫なのですか?」オロオロ

響「う、うん大丈夫。どこも痛くないよ。心はかなり傷ついたけど・・・・」

提督「・・・・」ジッ

響「!?し、司令官!先程の暴言、申し訳ございませんでした!」ピシッ

提督「本当に体は痛くないか?」

響「え?はい。・・・・どこも痛くないですけど」

金剛「But、どうして痛くないんデスカ?あんなに食いこんでタノニ・・・・」

響「多分、あのロープじゃないかな」

提督「そうだ。あのロープは蜘蛛の糸を元にして作られた繊維でできている。蜘蛛の糸は獲物に絡み付いて拘束するための物で、痛めつけたりする物ではない」

電「で、でもどうして響ちゃんをあんなに細い縄で吊るせたのですか?」

提督「蜘蛛の糸は生物が生成する物質の中では最も頑丈で柔軟性にも富んでいる。同質量の鉄よりも強靭でな。大きさや質量等の条件を満たした蜘蛛の巣は、最高速度で飛んでいるジャンボジェット機をも絡めとれると言われているぐらいだ」

艦娘「!?」

提督「その糸の繊維構造を科学者達が分析し、可能な限り天然物と同じように開発したのが、対象を傷付けず且つ強固に固定できるあの人工繊維だ。その上、あの繊維の限界張力は一本で約300キロ。それを何百本も絡め、捻って一本のロープにしてある」

電「科学技術って凄いのです・・・」

提督「この様に、生物の能力を真似て生活に役立てる事をバイオミメティクス(生物模倣)といってな。新幹線や競泳水着等と、21世紀前半から既に取り入れられてはいたがね」


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