13:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/15(火) 01:28:26.50 ID:HDvSvbTV0
私の顔から目を背けると、プロデューサーはあらぬ方向を向きながら一言、すまんとだけ返してくれた。
「……なんで?」
「アイドルとは付き合えないよ」
「花屋の娘として言ったんだけど。それに、付き合ってくれるならアイドル辞めるよ」
どれだけ言ってもプロデューサーは首を縦に振る事はないだろう。でも、ここまで来たら引き下がれない。一縷の希望に縋りつくしかないのだ。
「……例え、アイドルを辞めたとしても俺は凛とは付き合えない」
分かっていた事ではある。願った時にプロデューサーが現れ、自分の事を一瞬神かもしれないと錯覚したが、やはり私はどこまで行ってもただの人なのだろう。
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