過去ログ - 三つの願い
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5:名無しNIPPER
2016/03/15(火) 08:26:43.23 ID:a+M0FpcZ0
「話を戻しますが、私という存在は、元々魔翌力が高すぎた人間です」
「魔翌力が、高すぎた・・・・・・?」
「はい。生まれてすぐに魔翌力を計るのですが、その魔翌力が基準値を大きく上回りすぎてしまった場合などは、一度殺されてこうして一定の年齢の姿で永遠に保存されるのです」

 当然のように言い放たれた内容に、俺は絶句してしまった。
 一度殺して保存・・・・・・?それは、本当に人間が行ったことなのか?

「なんで、そんなこと・・・・・・」
「魔翌力が高い人間というのは、危険ですから。殺しても魔翌力で回復してしまいます。なので、ランプの中に永久に保存することで、自分たちは安全な人生が送れるのです」

 本当に、それは人間のやることなのだろうか?
 俺はショックで言葉すら出てこなかった。
 彼女は椅子から離れて、「それが、私という存在です」と頭を下げた。


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