8:名無しNIPPER
2016/03/15(火) 08:32:55.73 ID:a+M0FpcZ0
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「それじゃあ、一つ目は・・・・・・冬村さんが、俺のこと好きになるようにしてよ」
俺が言うと、ランプの精は首を傾げた。
「冬村さん、とは・・・・・・?」
「冬村 雪乃。俺のクラスメイト」
「ご主人様はその人のことが好きなのですか?」
「当然でしょ。そうじゃなかったらこんな願いしないし」
俺が言うと、彼女は不思議そうな顔をしたまま俺の目を見ていた。
なんなんだよこの沈黙は。
「・・・・・・なに?」
「いえ、私は人を好きになるという感情が分からないので、少し困ってしまいました。でも、理論上は理解しているので、願いを叶えることはできます」
「人を好きになることが、分からない・・・・・・?」
俺の方も首を傾げてしまったが、この際どうでもいい。
俺は適当に話を濁して、彼女にランプに戻るように命じた。
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