過去ログ - 【凡将伝】どこかの誰かの話【三次創作】
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112:372 ◆vZOyjdZrOo[sagesaga]
2016/04/26(火) 10:48:55.25 ID:P/yZi2CAO

双方の名乗り合いも終わり、重苦しい沈黙と冷えた空気が場に充満する。
話題の一つも出そうかと 口を開きかけた私を、軽く手で遮って麹義様が

「まず問おう。何故妻に 私を望む?袁との縁か? 麹家の武力か?

……どうなのだ?」

冷静かつ穏やかな口調で質問する麹義様だが……
(あ、これ激怒しているわ)

言葉の中にふんだんに刃をまぶして練り込んでいるわ地鳴りが聞こえそうな闘気を発しているわで
(大・激・怒ォオ)

そんな幻聴まで聞こえた。


相手の周囲は色めき立つが、

「まあ待て」

制したのは校尉本人。

茶を一口含み、一息つくと

「確かにそう思われても 致し方ない話ですが、生涯の伴侶をそんな事で決めるならわざわざ出向きません」

そう言うと周囲に

「席を外して下さい。麹殿と二人で話がしたい。 何、ちゃんと仲立ちがおられる以上荒事にはなりません」

こちらも言葉柔らかくしかし毅然と人払いを要求。


というか

「消えろこの糞犬共が」
的な怒りを感じ取った。



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