過去ログ - 【凡将伝】どこかの誰かの話【三次創作】
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392:372 ◆EJqo97Z.fg[sagesaga]
2016/09/13(火) 23:05:23.37 ID:oI9pdbEA0

幽州。

涼州と並ぶ馬産地。


特に、公孫家の牧場は良馬名馬の産地として御贔屓も多い。


そんな公孫家の当主公孫賛。
少し前まで、多忙過ぎる 毎日だった。

だったが。



「たのもう」

供数人を連れた男が、公孫家の門前で声をかける。

「はいは……。おお、これは横家の当主様。
遠路お疲れ様でございます」

家令のねぎらいに、

「まあ、うちの連中を無理言って使ってもらっておりますから、御挨拶位はきちんとさせていただかないと」

柔らかい口調で挨拶する。


この男、幽州横家当主。 南皮横家当主、横着の長兄に当たる。

「ま、まあ、立ち話も何でございます」
ささ。と家令が促すままに、

「では、失礼させて頂きます」

何やら荷物を抱える供を 従えて、家令の後に続いていく。


客間で待つ事少し。
客間の扉が開くと、

「これは横家の。よく来られました」

公孫家当主、公孫賛が勢いよく入ってくる。



儀礼的挨拶を交わし、対面に座る。
まずは、幽州横家当主から、

「うちの連中は迷惑掛けておりませんでしょうか?」

受けて公孫賛、本心からの笑顔で、

「迷惑どころか、此方から礼をしなければならないです。
当家の泣きどころが一遍に解消されました」

まるで土下座せん勢いで ひたすら感謝の公孫賛。

「ならば重畳。此方も安堵しました」

笑顔の幽州横家当主。




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