過去ログ - 【凡将伝】どこかの誰かの話【三次創作】
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440:372 ◆EJqo97Z.fg[sagesaga]
2016/10/06(木) 01:12:26.46 ID:Kp0H2K8A0


満足気に頷かれる義父上だが、何か気付かれたように笑みの種類を変えられて、

「時に婿殿。もし婿殿に官職を買えるだけの銭があれば、何を望まれる?」

そんな問いを私にされる。


考えた事も無い問いに、
「そうですね……」

しばし考え。


「あるかは判りませぬが 『漢全土の道や水源を扱える』
そんな官職や権限があれば、手に入れたいですね。

実際、袁領と外の街道整備の差が激しすぎます」

象を運んだ時に体感した事からの想いを伝える。

まるで息子のねだり事を 聞くように、笑みを絶やさず頷きながら耳を傾けられる義父上。

私の言葉が終わったのを 見計らったように、部屋の外から酒肴が届いた知らせがされる。


「まあ難しい話はここまで。
ちょうど楽しみが届いた。
ここからは気楽に、日頃の諸々を晴らすが良い」


その後は義父上と、日頃のあれこれを杯を片手に 大いに語り合いながら痛飲した。



翌日、知らぬ間に家の寝床にいた私の前に粥を持った妻が、


「お酒は程ほどになされまし……ね///」

艶々の顔で柔らかくたしなめながら、そばに寄ってきた。





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