過去ログ - 【凡将伝】どこかの誰かの話【三次創作】
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60:372 ◆vZOyjdZrOo[sagesaga]
2016/03/31(木) 11:47:08.56 ID:VBRevjrAO

……象の使い方。

あれだけの体格と膂力なら、移動速度と餌代を引いても大量輸送には向いている。

だが、田豊様が求められているのは軍用として。

あの背の高さは弓兵にとっては有利。射出点が高くなるので、矢の殺傷力を保ったまま遠くへ射る事が可能。
無論、弓兵は目立ってしまうので防御の囲いが必要だが。


だけど、それも数あって威力を発揮する話で。
一頭じゃあなあ。


仕事の合間も田豊様の問い掛けの事を考えている。


パオ


何故か象の背中で。


あの騒ぎの後、象を監視する役が必要となった。 で、毎度の事ながら私に振られるのは何故?


監視といっても、馬の代わりに象に乗って現場廻りするだけだが。

因みにこの象、非常に大人しい。
無論、何が原因で暴走するか判らないので世話役と警戒の兵士が数名付いている。

世話役によると、子象の頃にはぐれてたのを保護して世話しているそうな。 おかげで人慣れしており、城下の見回りで人だかりに会っても悠然と立っている。



……一度だけ、妻と子を載せて一緒に城下を巡った。

偶々、家の前に差し掛かった時様子を見に出てきた妻と子を、象が鼻で背中に載せてしまった。

……不可抗力である


仕方ないのでそのまま続けたが、その日の餌代を負担し少し良い物を出した事に他意はない。

話が逸れた。


象の背中で考えぬいた結果、ある結論に達した。


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