過去ログ - 【凡将伝】どこかの誰かの話【三次創作】
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731: ◆e/6HR7WSTU[sagesaga]
2017/05/29(月) 01:08:12.14 ID:peRRdQlA0

「ええと、ずぼら?様でしたよね?」

「……横着。です。どなたでしょうかな、その『ずぼら』とかいう御仁は?」

「せや、『横着』様でした。
これは大層な失礼を。
えろうすいまへん」

訛りのある話し方で私の名前を間違え、訂正すると慌てて謝ってくる。

……この方が南皮城を要塞化したのだが、そう話しても果たしてどの位信用されるのやら。

本人を前にそう考えている表情が何か誤解を与えたらしく、

「いやウチとしては、あの工事の時に手伝うてもろたからちゃんと覚えてたけどついド忘れしてしもうて。

あん時にはホンマ、大層助けていただいて。
あっこまで城の事を知り尽くした人がおったから 無事済みました」

あわあわと早口で話している。
私としては、感覚で弱点を見抜き適切に強化したその手腕に敬服しているので、名前を間違った事位で不快になぞならない。
……もしかすると、この方なら解決策を与えてくれるかも知れない。


こんな親父に相談されて 相手から引かれる事位は覚悟で聞いてみた。




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