212: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/05/12(木) 15:24:51.25 ID:SOEGTqCwO
胡桃「しばらくはいっしょにいたけど、その友達は助けを求めて外に出ていった。美紀はその子を止められなかったって後悔してる」
永井「彼女の生徒手帳に書いてあったのか」
胡桃「ああ」
永井「ふうん……無謀なことをしたもんだ」
胡桃「……その子の気持ち、あたしにはわからなくもない。先が見えない状況じゃ、自棄になっちまうからな。そうならずにすんだのは、ゆきがいてくれてからなんだってあらためて実感したよ」
永井「だから、丈槍さんのことを僕から彼女に伝えろってか?」
胡桃「んー、それは必要ないかもな。それより、おまえもちゃんと先輩らしくしてやれよ」
永井「やるべきことはやるよ」
胡桃「どうにも不安がのこる返事だな……変に同情しろとは言わないけどさ、気づかいくらいはしてくれよ。おまえにだって友達いるだろ?」
永井「わざわざ自分の友人関係を振り返らなくても、不用意な発言は避けられる」
胡桃「あそう。はあ……今日もグラウンドに大勢いる……やっぱ、どれが知り合いかはわかんねえや」チラ......
永井「……」
胡桃 (……こいつ、気にならないのかな? 逃走に協力してくれた友達がいまどうしてるかとか……)
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