408: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/07/08(金) 23:16:48.35 ID:HgV8Ahl2O
由紀「これがあればさ、あれ作れるよね」
悠里「あれ?」
409: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/07/08(金) 23:17:40.75 ID:HgV8Ahl2O
胡桃「話が飛ぶな、おい」
由紀「だって原理簡単なんでしょ? 工夫すればできるんじゃない?」
410: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/07/08(金) 23:18:25.16 ID:HgV8Ahl2O
永井「僕のことは気にしないでいい」カチッ...
美紀「いいんですか?」
411: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/07/08(金) 23:20:35.56 ID:HgV8Ahl2O
由紀「や、でも文化祭が……」アタ
胡桃「遠足のこともあるしさ、さきに計画をたてたほうが……」フタ
412: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/07/08(金) 23:21:31.58 ID:HgV8Ahl2O
ーー放送室
413: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/07/08(金) 23:22:20.04 ID:HgV8Ahl2O
ーー学園生活部
由紀「さあここが! 学園生活部の部室にです!」デデン!
414: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/07/08(金) 23:25:11.93 ID:HgV8Ahl2O
美紀「……」
美紀「わたしの……」
415: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/07/08(金) 23:26:53.96 ID:HgV8Ahl2O
ーー放送室
『さあここが! 学園生活部の部室にです!』
416: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/07/08(金) 23:27:55.53 ID:HgV8Ahl2O
永井「たまたまだよ。日誌の内容が有益だと思ったから読んでおくことを勧めただけで、そんな意図はなかった。僕は合理的に判断を下しただけだ」
悠里「わかってる。永井君はそうだもの。でもね、永井君がそんな人だったからこそ、わたしはさっきみたいに考えるようになったのよ?」
417: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/07/08(金) 23:28:55.93 ID:HgV8Ahl2O
永井は、美紀のこの願いが、自分の静かで平穏な生活への望みとどれほど差があるのか考えてみた。美紀の願望はあくまで情緒面から生まれたものであり、社会的・物質的にある程度の水準を満たした生活の保証を願望する自分のそれとは異なるものだろうと永井は結論づけた。いっぽうで、美紀の情緒的な願いは、現実的な生活基盤があってこそ成り立つもので、その点では彼女の願いは永井の願望の延長線上にあると言ってもよかった。
現在のところ、と永井は考えた。彼女の願望と自分の願望は到達点は異なるが、目的とする方向は一致しているかもしれない。だとしたら、美紀たちと共同して活動することは悪い選択肢ではない。永井は合理的に判断して、引き続き学園生活部に所属することを決めた。だが、なぜ自分がそのような結論を下すのに、ふたたび合理的な思考を展開したのか、永井がその理由に気がつくことはなかった。
584Res/446.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。