513: ◆8zklXZsAwY[saga]
2016/08/28(日) 15:12:58.34 ID:jS9uIrpkO
永井は立ち上がり、そそくさと倉庫の方へ戻っていった。
美紀「……」
永井の背中を見送りながら、美紀はさっきまでの永井の視線について考えを巡らせていた。その視線は胡桃に向いていて、ランダルの名前が出たとき、目が意志を反映するようにしゅっと細まった。
駐車場で胡桃が言っていた“黒いじゅわじゅわ”とはなんだったのか。なぜ、永井は胡桃の言及に驚いていたのか。それは、さっきの視線と胡桃のどこか違和感を覚える態度と関係あるのだろうか。
美紀は、唯一身体が接する床からの感覚以外、すべてが暗闇に消えてしまったあとでもずっと考えをつづけていた。だが、結論めいたものを出すことはできず、結局は眠りに落ちてしまった。
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