過去ログ - 男「神待ち掲示板、かぁ」少女「……」
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121:名無しNIPPER
2016/03/28(月) 22:49:30.51 ID:s3g4sJ7SO
そのままだと多分僕は精神が持たなかった。だから、理性が前面に押し出てきた。崩壊を止めるために『僕』は『私』になったんだ。

男「………」フラフラ

強盗「まだ立つのか」

理性は色んなものを抑えるためにあるのは分かるよね? 逆に言えば、何かを外すことも出来る。

男「………」グンッ

人間は普段30パーセントの力しか使えないっていうのは知ってるよね? 理性はそれを外したんだ。そして、近くにあった花瓶の欠片を使って………

強盗「はやっ」ザクッ

強盗「………ぁぁ」

強盗を、殺した。

後は警察に連絡して、事後処理をしてもらったんだ。
『私』はあくまで『僕』の怒りが許容量を超えた時に出てくる存在で二重人格とかじゃないんだ。だからその時に何をやったのかも全部覚えてる。
これが『私』が出来た理由。
ちなみに友男とお母さんは死亡。友女は自殺したよ。

火傷と切り傷はもっと簡単でね。
襲撃の現場にいなくて生き残った父親が狂ったんだ。

男父「お前のっ! お前の、せいでっ!」

当然、僕が家に着いた時には終わっていたことだっていうのはお父さんも理解してたと思うよ。
でも、結果として僕は強盗を殺せた。もっと早く、なんとかしていれば。そんな考えが頭から離れなかったんだと思う。

男「………ごめん、なさい」

ずっとされるがままに殴られ続けた。僕が悪い、僕のせいだ、僕が何とか出来ていれば。
そんな責め苦がしばらく続いた。
殴られて平気なの風に見えたのも、ここでたくさんいろんなことをされたから。
それで、そんなことが続くうちにこの切り傷は出来たんだ。
僕の目はお母さんそっくりだから、なおのこと一層狙われた。片方が無事なら目は見えるから、僕は左目を犠牲にして生活してた。


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