過去ログ - 男「神待ち掲示板、かぁ」少女「……」
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136:名無しNIPPER
2016/04/15(金) 23:46:10.10 ID:kHaNIyOYO
ー病室ー

男「………以上です」

警官「分かりました。少女さんの話と合わせてみても不審な点もありません」

男「嘘は言ってませんからね」

警官「それを確認するためにこれをしたんですから。でも、男さんは少女さんを未成年と知っていながら家に連れて帰った。このことだけは変わりませんよ」

男「そうですね。分かってます」

男(やっぱり、もう会うのは無理だな。ごめんな、少女。でも、こんなやつと離れられてよかったと言えば、よかったんだよ、な)

少女『いって、らっしゃい』ニコッ

男(そうだよ。こんな近くにいるだけで周りから敬遠され続けるやつなんかより、よっぽどいい人と巡り会えるさ)

少女『はい! お願いします、男先生!』

男(だって、少女は料理もできるし)

少女『その、男さんに、お弁当を渡せたらなって、思って』

男(頭の回転も速いし)

少女『男さんの教え方が上手だからです』

男(何気に寂しがりやで、可愛い………)

少女『男さん……… いいえ、なんでもないです』

男(あー。思い出すの辛っ。こんなに人を信用して、自分を晒せた人いなかったからな)

警官「大丈夫、ですか?」

男「?」

警官「いや、すごく辛くて悲しそうな顔をされてたので」

男(………そう、見えたのか。いや、そう思ったらダメだ。少女とは、もうお別れなんだ。僕は、忘れないと。僕が、忘れないと、いけないんだ)

男「いいえ、怪我をした経緯を思い出してしまったので」

警官「………そうですか。では、私はこれで失礼します」

男「お疲れ様です」


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