過去ログ - 男「神待ち掲示板、かぁ」少女「……」
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名無しNIPPER
2016/03/20(日) 21:31:05.82 ID:cdjFCRM2O
ー翌朝ー
男「少女」
少女「はい?」
男「ちょっと座って」
少女 ストン
男「ほんのちょっとだけ大事な話をします」
少女「………?」
男「あ、でも特に少女が何かするとかじゃなくてね。少し僕から提供するものを増やそうと思って」
少女「私は十分、満足してますよ?」
男「ううん、それとはある意味でも別はい、これ」カサッ チャリッ
少女「五千円札と、鍵?」
男「このアパートの向かい側にコンビニがあるでしょ? 今はまだ大丈夫だけど、これからまた必要なものも出てくるだろうから」
少女「で、でも」
男「ここ一週間一緒にいたから分かることだけど、僕は君のことを信用したから。その信頼の証として、遠慮しないで受け取って」
少女「………ありがとう、ございます」
男「ああ、それでもあんまり遠くには行かないでね。最近、この辺に柄の良くない人たちが出没してるみたいだから」
少女(あっ、そういえばお弁当のこと調べてる時に、ニュースに出てるの少しだけ見た気がする)
男「僕は平気だけど少女だけだと少し不安が出てくるから。明るいうちに買い物は済ませておいてね」
少女「はいっ」
男「今日はこれくらい、かな」
少女「あ、あの! 男さんの好きな料理を、教えて下さい。貰ってばかりじゃ、申し訳なくて……… 何かでお返し、したいです」
男「ん、なら……… 今日の夕飯に肉じゃがをお願い出来るかな?」
少女「はいっ! あ、あと、えっと」
男「あと?」
少女「家の中だけなら、サングラスを外してても、いいんじゃないかなっ、て思います。私も、男さんのこと、信頼してるっていう、証明に………」
男「………」
少女「や、やっぱり、難しい、ですよね。ごめんなさい、忘れて、ください」
男「そうだね、今日、帰ってきてからそれはやるようにするよ。家ではリラックスしてたいからね」
少女「えっ?」
男「少女のことを信用してるからこそ、家の中では外すんだからね?」
少女「あっ、あ、ありがとうございます!」
男「ははっ、感謝するのはこっちだよ。じゃ、行ってきます」
少女「い、いってらっしゃい!」
少女(あっ、肉じゃが……… 砂糖とミリンが足りない。昨日、買うの忘れてたな。本に夢中になってたから、かな)
少女(買いに行こう。まだ午前中だから、大丈夫)
ガチャッ
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