過去ログ - 理樹「真人が……留年…!?」
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14:名無しNIPPER[saga]
2016/03/17(木) 21:37:36.85 ID:KNrfYQEL0
理樹(当たり前だけど職員室は真っ暗だった。みんながそばにいると分かってはいても、いつもとは違う学校の一面に身体がぞわっとした)

理樹「で、電気…」

鈴「ここだ」

パチッパチッ

理樹(鈴が一気にすべての蛍光灯を点けた)

恭介「お前らの担任のはそこだ」

理樹(恭介は窓際の一番右の席を指差しどんどん進んでいった)

恭介「えーっと…」

謙吾「俺も手伝おう」

鈴「あたしもやる」

理樹(遠慮なく引き出しを開けていく恭介達。やる事が冗談じみてるから良かったものの、彼らがもし悪事に手を染めようものなら……考えたくない)

真人「おっ、先生机に携帯忘れてってるぞ」

鈴「お前も手伝えっ」

真人「へいへい…」






ゴソゴソ

謙吾「………ん?おっ、見つけたぞ!」

恭介「でかしたぞ謙吾!」

理樹(そう言うと恭介はどこから取り出したのか修正ペンと赤ペンを両手に装備した)

恭介「どれどれ……ははあ、ひっでえ成績だな」

真人「う、うるせえな…ちゃっちゃとやってくれよ」

恭介「しかし留年するほどの成績ではないと思うんだがな…補習は受けているようだし」

理樹「それだけ先生の評価が悪かったんじゃない?ほら、いつだったか火星がどうのこうのとか言ってたし」

謙吾「一理あるな」

恭介「なにはともあれ修正しとけば問題ない。どれ、担任が違和感を感じないよう慎重に…」

理樹(と、修正ペンのフタを開けたその時だった)


担任「こんな朝早くからすいませんね…」

用務員「なに、年寄りは早起きでさ。先生こそこんな早くから…」

担任「いやはや携帯を忘れてってしまいまして」


恭介「まずい!しゃがめ!」

理樹(それはちょうど僕らが漁っているデスクの持ち主の声だった。職員室のすぐそばまで来ているらしい)


用務員「おやもう電気が付いている。誰か先客がいたのかもしれませんな」

担任「正面扉は閉まっていたのに?変な話ですがとりあえず開けてくださってありがとうございました」

用務員「いえいえ、それじゃごゆっくり」


理樹「どどどどうしよう…っ!」

恭介「チッ…あと一歩ってところだったが今はここは引くしかない…」





ザッ

担任「よし、あったあった……おや、なんで成績表が机の上に?」


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