31:名無しNIPPER[saga]
2016/03/18(金) 21:47:30.36 ID:O7HS5UDt0
夜
理樹部屋
カリカリカリ…
恭介「で、なんでここがこうなるか分かるか?」
真人「うんとだな……」
真人「………………ぐぅ」
鈴「寝るなボケ!」
ガシッ
真人「ちょぎぃっ!?」
理樹(それからと言うもの僕らはかつてないほど真人に勉強を教えようと努めた。いつもなら、教えてる最中にいつの間にか目を開けたまま寝てたり、頭痛に苦しめられて勉強どころじゃなくなったりと最後には諦めムードで終わるけど今回は違う。文字通りこれには真人の命運がかかっているんだ!)
謙吾「ほら真人!この列の問題が全て解けたらこのカツサンドが食えるぞ!」
真人「マジで!?」
理樹(この様に恭介は教える係、鈴は集中力が切れたら蹴る係、謙吾は餌で釣る係となっている。僕は真人が勉強するノートを写させてあげたり、その餌などを買いに行く係だった)
恭介「よし!今までならここでダウンしているところだが順調に解けているじゃないかっ!やはりお前でもやれば出来る。じゃあ次だ。『紀元前四三年の三頭政治を行った三人を答えよ』
真人「え、えっと……オクタビアヌスと…アントニウス…?」
恭介「そう!流石真人だ、やっぱり出来るじゃないか!ここまできたらもうテストは半分出来たも同然だ!」
真人「よっしゃ!オクタビアヌスとアントニウスだな!」
恭介「で、残る1人は!?」
真人「うーん……うーんと………マサトヌス?」
鈴「なんでお前が登場しとるんじゃー!」
ゲシッゲシッ
真人「うっ!うっ!ごめんなさい!」
恭介「なるほど。一見するとだまされてしまうほど自然な回答だ。「ヌス」とか「ウス」とかつければそれっぽく見えてしまう、世界史の盲点をついた名回答だ!」
理樹「それ感心してる場合なのかな……」
理樹(そんなこんなで猛勉強が丸2日続いた)
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