過去ログ - 二宮飛鳥「ボクに与えられたヒカリ」
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22:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/28(月) 00:09:30.67 ID:1xT62H5q0
アイドルになる前のことを考えると、自分はなんと充実した人生を送っているんだろうと思う。
あれからボクは女子寮の色んなアイドルとも打ち解けてゆき、特に若林智香とは一緒にごはんを食べに行く程の仲になった。
そしてある日、ボクと智香が集められてプロデューサーから言われた言葉。
それが「ボク達」の第一歩だった。

「飛鳥と智香で、ユニットを組もうと思う」

突然に発せられた言葉だったが、そこまで驚きはしなかった。
あとで智香に言われたことだが、女子寮内でのボクと智香の仲の良さはよく噂されるほどだったという。
それが今回の人選の理由と考えられる。
なんだか恥ずかしい、というのが正直な感想だ。

「私と飛鳥ちゃんでユニット・・・!いいと思いますっ!私、賛成です!飛鳥ちゃんは?」

「ボクも、智香とならやっていけると思うよ」

「! ということは、プロデューサーさんっ・・・!」

「あぁ、決まりだな。ユニット結成だ!」

智香はキラキラと輝いた目でボクを見た。
やれやれ、相変わらず眩しい目だ。

「・・・その目の輝き、これからももっとボクに見せてほしいな」

「簡単に言ってみて!」

「これからもユニットとして友達としてよろしくお願いするよ」

「ふふっ、よく言えました♪」

智香はそう言ってボクの頭を撫でた。

「ちょ、智香、あまり強く撫でないでくれ―」

こんな感じのボクらが、ユニットというまた新しいカタチでアイドル活動ができる。
そのことがボクは嬉しかった。

「―コホン、ユニット結成にあたって、決めなければならないことがある。二人には、それを考えてきてもらいたい」

示し合わせてもないのに、偶然声が合わさった。

「「ユニット名だねっ!(だね?)」」

「・・・よし、息はピッタリだな。今日はもう遅いし、女子寮で考えてきてくれ。明日の朝、案を俺に提出するように」

「「はい!」」

ボクと智香は顔を見合わると、急ぎ足で事務所を後にした。
・・・そういえば晩ごはん、どうしようか。


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