過去ログ - 二宮飛鳥「ボクに与えられたヒカリ」
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33:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/25(月) 02:46:40.87 ID:txksZ2qF0
その夜、女子寮にて。
ボクは自分の部屋で特にすることもなく、そわそわしながらじっとしたりうろうろ動き回ったりしていた。
そのとき、誰かがドアをノックした。
コン、コンコン。
「はい、誰かな」
落ち着かない動きからパタパタと向かってドアを開けると、そこには智香がいた。
「やっ、きちゃった☆ 早かったかな?」
「早すぎるくらい。だってまだ21時だよ?」
ボクはとりあえず智香を座らせ、お茶を出そうとした。
「あ、お茶は大丈夫だよ!だってこれから…」
「…これから?」
「一緒にお風呂行こうかなって、ね?」
「……好きだね、ボクとお風呂入るの。わかったよ、準備するから少し待ってくれないか」
「はーいっ」
ボクはお風呂に入る準備をしだした。
ユニットを結成する前から、智香と一緒にお風呂に入る事はよくあった。
湯舟に浸かり、一日の内容、レッスンの事などの反省などを話し合うのだ。
その時間は実に有意義なものであり、ボクの心を穏やかにするものであった。
つまりは……その時間がボクは、好きだ。
「…お待たせ、それじゃあ行こうか。忘れ物、ないかい?」
「うん、大丈夫。いこっか!」
部屋の明かりを消し、鍵を閉め、浴場へボクらは向かった。
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