過去ログ - 上条「学園都市はこっからが正念場だ」
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13:名無しNIPPER
2016/03/19(土) 13:40:15.15 ID:un0g6Ddf0
御坂「で、捜したい人達って誰よ?」


女子寮の中で、御坂、白井、上条が円を作って会話をする。

既に空は闇に染まり、最終下校時刻はとうに過ぎていた。


上条「御坂には少し、嫌な思い出の残る奴かもしれないけど」

御坂「良いから言いなさい。それを話さない事には始まらないわ」

上条「…………『一方通行』」


しん。と、部屋が静まり返る。

反応を待つ上条と、目を見開く御坂と、二人の間であった事件を知らないので何とも言えない白井。


御坂「………………まぁ、良いわ。で、そいつを捜してどうするつもり? 協力なんてしてくれるような奴じゃないと思うけど」

上条「ああ。それは分かってる。けど、それでも協力してもらいたいんだ」

上条(この前のヴェントみたいな奴が他にもいる。そんな奴等が一気に攻めて来たら、とてもじゃないけど学園都市はもたない。そのためには御坂を含む………超能力者の力が必要なんだ)


ヴェントは言っていた。

神の右席をなめるな―――と。

そして彼女を連れて帰ったゴルフウェアの大男。

途方もない力を持っている。と、闘わなくても理解できた。

敵意を向けた者を昏倒させるヴェントの天罰術式。あれだけで学園都市は壊滅状態まで陥ったのだ。

もしもあれだけの力が他にもあって、それが学園都市に振るわれれば―――それこそ学園都市は無事では済まないかもしれない。

そしてもっと問題なのが、敵の純粋な戦闘力だ。


上条(正直、天罰抜きにしてもヴェントは強かった。不可視の速攻―――あの攻撃で何度死にかけたか覚えていない)


実際には、ヴェントの十字架は既に上条が破壊したために、その力はもう使えないが。


上条「アイツに、一緒に戦ってもらいたいんだ。向かい合うんじゃなく、今度は並び合って」

御坂「………バッカみたい。ええ、良いわよ。協力するわよ!! ……私だって、アンタとは並んで戦いたいんだから」

白井「あまり二人だけの空間を作らないでいただきたいのですが……まぁ良いですわ。では上条さん」

上条「ああ」

白井「明日、風紀委員の第一七七支部に来てくださいな。人を捜すのが上手い同僚を知っていますの」


そうして、その後こっそり寮を抜け出した上条は、自分の寮に戻って空腹のシスターにがぶりとやられたのであった―――。


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