過去ログ - 上条「学園都市はこっからが正念場だ」
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名無しNIPPER
2016/03/19(土) 15:13:20.80 ID:un0g6Ddf0
――― 学園都市、第一七七支部前
上条「じゃあ、今日の所はここで帰るよ」
ざっと全ての事を話し終えた上条は、その後、幾つもの質問に答えて一七七支部を後にする。
御坂「正直、半信半疑よ」
上条「だろうな。俺も、実際に見るまでは信じられなかった」
御坂「それでも、アンタの言う事が真実なんでしょう?」
上条「ああ」
御坂「………まぁ、魔術だとか神の右席だとか、よく分からない事はいっそ頭から放り出した方が良いかもね」
上条「?」
御坂「アンタの敵。そして、学園都市を壊そうとする連中。そいつらを何も考えずにブチのめしてやれば済む話よね?」
○○「ほぉ。勇ましい女だ」
上条・御坂「「!?」」
いきなりの声に、二人が一斉に声の方へ目を向けた。
そこに立っていたのは、頭から足元まで赤一色の男。
その男は、薄く笑みを浮かべながら上条を見た。
フィアンマ「俺は神の右席。右方のフィアンマだ。よろしくな、幻想殺し」
その一言で、二人の顔が青ざめた。
上条「神の右席だと……ッ!?」
御坂「アイツが、話に出て来た『神の右席』……」
フィアンマ「そう構えなくても良い。今日は少し、お前に宣戦布告をしに来ただけなんだ」
上条「宣戦布告だと? まさか、今から戦争スタートです、なんて言うつもりじゃねぇだろうな?」
フィアンマ「それも良いが、俺の欲しい物は別にある。戦争が始まれば、それはそれで参戦するつもりだが、それよりもまず優先すべき物があるんだよ」
今気づいたが、フィアンマ、と名乗る男の肩には大きな右腕がくっついている。
そして、辺りにはいつしか人がいなくなっている。
人払いの術式だろう。
インデックスから話には聞いていた。人を寄せ付けなくする術式がある、と。
上条「じゃあ、それをお前から守りきれば俺の勝ちってわけだな」
フィアンマ「話が早くて助かる。俺は世界なんていう大きな枠組みで争うのはまだ控えたい。出来れば、お前の周りに人が集まる前に、用を済ませたいんだ」
上条「何が目的だ」
フィアンマ「禁書目録」
フィアンマは、一言。そう言った。
フィアンマ「精々、足掻く事だ。この街には既に俺以外の全ての神の右席が侵入済みなんだからな」
上条「待て、フィアンマ!!! ―――――クソ。何なんだよ……他の神の右席も全員、この街に? どうなってやがる。学園都市の警備は厳重なはずなのに」
御坂「くよくよしてても仕方ないわ。すぐに、すぐに対策を練るのよ。禁書目録って、アンタの所の大食いシスターの事でしょ?」
御坂「早く帰って彼女の安全を確保するのよ。あと、なにかあったら私も黒子もすぐに駆けつけるから、絶対に連絡を入れる事」
上条「―――――ありがとう。御坂」
そして、上条は夕暮れの学園都市を駆けていく。
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