過去ログ - 上条「学園都市はこっからが正念場だ」
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48:名無しNIPPER
2016/03/21(月) 23:09:38.70 ID:SmDT5UqN0
建宮「――――――??」

五和「え、どうし……て?」

アックア「――――ほう」


建宮と五和を一瞬で死の世界にやれる一撃は、途中で停止した。

だがアックアがやめたわけではない。

止められたのだ。

聖人の一撃を、この男が止めたのだ。

白ランをはためかせ、ハチマキが根性を表す万国旗の服の男。

学園都市第七位。

世界最大の原石と称される根性の男。

削板軍覇。


削板「随分と根性ある戦いだな。ところで、あんたは何のために戦ってんだ?」

アックア「部外者――にしては無視できないチカラの持ち主である。世界最大の原石、か。唯一、此方の世界にも名の知れている男。削板軍覇か」

削板「聞こえなかったか?」

アックア「―――フン。貴様の後ろの男女の更に後方に、倒れている一人の男がいるであろう。その男の右腕を切り落とし、戦争を止める事が目的である」

削板「………ああ、よく見たらかみじょーじゃねぇか。で、本気で言ってんのかそれ?」

アックア「冗談で言うような内容ではないのである」

削板「……………かみじょーの事だ。また、簡単な衝動に押されて動いたんだろうな。それはもしかしたら、無能力者でありながら超能力者を止めたあの時のように、たった一人で戦争を止めようとしたのかもしれないな」

削板「もしかしたらそれは学園都市、いや、世界。それはもしかすれば、たった一度共闘をしただけの俺や、俺の後ろの根性ある二人。もしかすれば、もしかすれば、お前すらも守ろうとしたのかもしれないな」

アックア「……」

削板「こんなに根性ねぇ奴は初めてだ。だからここはちょっと根性出す」

削板「手加減は出来ねぇから覚悟しろ」

アックア「望むところである。言っておくが私は聖人だ。貴様こそ、私にそんな理由で喧嘩を売ると寿命を縮めるぞ」


二つの巨石が、激突する。


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