過去ログ - 【安価】京太郎「必ず救ってみせる」
↓ 1- 覧 板 20
285: ◆3tY9LUZmV5E6[saga]
2016/05/29(日) 09:40:30.35 ID:sr7XZO5kO
思い過ごしでしたか、ってほんと都合が良いよなぁ、あの人はこれからもそうやって人を傷つけていくんだろう。
京太郎「……」
ガチャ
自分の部屋に戻ると、嫁田が胡座を掻いて盗聴器の前に座っていた。
嫁田「聴くつもりは無いんだけどさ、やっぱり聞こえちゃうのよ」
京太郎「悪いな、付き合わせておいて」
嫁田「何言ってんだよ、俺が勝手にやった事だっつーの」
京太郎「そうだな、そうだよな」
京太郎「荷物は明日実家に送ってもらうよ、東京に帰るのは全国が終わってからだ」
嫁田「お前さ、どこか遠くに行ったりしないよな?」
やっぱり分かるものなのか?
嫁田はこういう時に限って鋭いのだ。
京太郎「長野は遠いよなぁ」
嫁田「ばーか」
京太郎「ばーか」
さらば親友、お前との日々は一生忘れない。
もう会う事は……
嫁田「“またな”」
京太郎「!」
泣いてしまいそうになった。
何も答えず、黙って外に出た。
307Res/144.65 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。